第20話
最遊記RELOAD GUNLOCK

亀裂-misunderstanding-

あらすじ

ヘイゼルからの旅の同行の申し出を拒んだ三蔵。
諦めきれないヘイゼルは李厘を利用し、再度三蔵の翻意を促そうとするのであった。
ガトの制止を振り切りヘイゼルのとった行動は…!




ありえないよ。この展開…。
少なくとも原作の『最遊記』から読んでる私としては、有り得ない。
そもそも三蔵達が一緒に旅してる理由が違ってる…。
いつから悟浄たちが「勝手に」ついてきているって事になってるのよーっ!!

あ、ヘイゼル編の頭からだ。(こんなトコだけ妙に冷静に突っ込んでみる。)

じゃなくて、三仏神の命令でしょーがっ!
「好きで一緒にいるわけじゃねぇ。三仏神の命令だから仕方なくだ。」
ってのがいつもの答え(つまり正解)なのに。
なんで「勝手についてきてるだけだ」になるんだよぉおおお
違うじゃん。全っ然意味が違うじゃん!

そもそも今回のこの内容で、三蔵一行が仲間割れするってのが信じられません。
これじゃぁ、耶雲編の名台詞が台無し…(号泣)

「殺してやるよ。」

そう言われて、一番うれしかったのは悟空!キミでしょーがっ!
八戒も悟浄も、同じ気持ちだったんじゃないのっ??
それがなんで、ヘイゼルに「お仲間が暴走したら…」って聞かれて
「撃ち殺す」って答えただけで動揺するんだっ!
三蔵がそう答える事は判りきってるじゃないかぁ。

ヘイゼルが三人をまとめて単なる妖怪扱いするのは、事情を知らないから当然だし、
そんなのヘイゼルに限った事じゃないのにぃ〜〜〜><
それなのになんだってヘイゼルの言うこと真に受けるんだよぅ〜〜
三蔵は何も言って無いじゃないかぁ。
ヘイゼルの挑発だって無視して李厘を助けたじゃないのさっ!

悟空が三蔵より李厘を選ぶ段階で紅月的にはNGです!
思考形態が悟空じゃないっ!
ってか3人とも変!あんたらが魅せられた「黄金」の輝きはその程度かっ!
何見失ってるんだよー!!
ああもう!劇場版のノベルズ読んだ時みたいな違和感!
有り体に言えば、「こんなのあたしの知ってる三蔵一行じゃな〜〜いっ!」って感じです。

そりゃぁね、キャラのイメージってのは人それぞれで受け止め方や解釈の仕方が違うってのはわかってますし
自分と違う解釈だからってそれを非難する資格などないんですが…キャラの性格設定、薄くないですか?
2クール目に入ってから特に、三蔵一行のやりとりが上滑りしているように思えてなりません。

三蔵とよく似た境遇のヘイゼルだから?
もう一人の三蔵を見ているようだから、ヘイゼルの言葉が三蔵の本音に聞こえてしまう?
だから必要以上に過敏に反応して疑心暗鬼にとらわれちゃうの?
そういう風に見るべきなの?
各キャラの心理描写は自己補完しとけと?


「どうしてそういう言い方しかできないんですか…?」

こういう言い方しかできないのが玄奘三蔵という男だと、だから三蔵法師なんだと判ってるはずでしょ、八戒!
あれ?悟浄たちって光明が妖怪に殺されたって知らなかったっけ?ええ?




…(『最遊記』1巻から読み直し中)…




…知ってるじゃん。『最遊記』2巻の六道編で六道が語ってるの横で聞いてるよ。
読み直してみて、ますます強くなるこの違和感。

うーわー…アニメ展開だからと馴染まなきゃならんのだろうか…くぅ〜〜。

次回はガトが語るヘイゼルとの馴れ初め。これはなんとか見られそうだ^^;


■今週のヘイゼル様■

前回三蔵に思いっきりフラれたヘイゼル様。
もはや目的が妖怪撲滅ではなく玄奘三蔵奪取になってしまったかのような趣が…(苦笑)

先週の感想で、きっとこのあとガトに八つ当たり…李厘が寝てるから庭で?と書いたんですが、

今週の冒頭シーン…

唇噛み締めて立ち尽くすヘイゼルの背後にガトが現われて

「冷えてきたな。」

「あんさんはウチの言うこときいてくれはりますやろ?」(語尾はあってるか自信ないっす;)

うははははは。素晴らしい繋ぎ方です。妄想ネタの補完をありがとうv

三蔵欲しさに自ら進んで『道』を外したヘイゼル様。
三蔵の周囲にいる者はすべて排除するつもりのようです。
ヘイゼルに命じられるままに人間にまで手を出してしまったガトの苦悩が
今後どういう方向へ行くのか楽しみです。

(ヘイゼルの暴走っぷりを話の主軸にするために三蔵一行を無理やり仲間割れさせたような気もする。)





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