第11話
最遊記RELOAD GUNLOCK

八戒の家出!? -reflection-

あらすじ

風邪をこじらせた八戒の回復を待つために、いつになく街の宿屋に長逗留する一行。
病に伏しながらも彼らの傍若無人さを危惧し、あれこれと注意を促す八戒に、
悟浄は「任せろ。」と安請け合いをしてしまうが…。




あーっはっはっはっは。


これはインテ用?それとも夏コミ合わせですか?

と思わず聞いてみたくなるほど、原画担当さまの画風が前面に押し出された仕上がりです。
同人テイストに溢れたキャラの姿は、商業的にどうなのよ?と突っ込みを入れずにはいられません。

これが個人のサイトとかで、
「小説や漫画だけでは物足りなくて、ついに動画に挑戦しましたっ!」と配信されていたなら
迷わず拍手ボタン押します(笑)

三蔵の三仏神カードを持ち出して、白竜(ジープ)に乗って家出する八戒。
湖畔にひとり佇み、たそがれてみた後で行くのが「YAMCHA」の看板を掲げるティールーム(笑)

オーダーしたのが本日のスペシャルティーのセット。

「ロイヤルムーン・トリプルブレンド・グレートフレーバーとティラミス添え」

……

紅茶とティラミスってどうなの?
ティラミスにはコーヒーの方が合うような気がするんですが、紅茶とも相性いいの?
(もはやツッコミ所が把握できてません^^;)

話のテンポとしては、それほど悪くはないと思いますが…
八戒の動向を辿りながら、合間に4コマ漫画よろしくオチのついた小ネタの繰り返し。
コメディタッチのオリジナルストーリーの時の、もはやお約束的な展開といっても良いでしょうね(苦笑)


八戒がいないせいで散らかり放題の部屋で経文失くす三蔵とか

食事にしようと、そこいらにあった食材全部鍋にぶちこんで

香りだけで牛魔王も瞬殺できそうな物体X料理を作る悟浄とか

あげくにお米を洗剤で洗う悟空とか…



まぁ、笑えました。深夜だし^^;(←「呪いの双六」参照/笑)

フリルのエプロン姿の三蔵&悟空が見たい方は、後半も頑張って見てください。



八戒のキャラがなんか違うと感じたのは私だけでしょうか^^;
(顔が受けくさいとか、そういう事ではなくてね。)

4人の中で、一番他の3人に精神的に依存してるのが八戒だと思うんですよ。
三蔵の言葉に支えられ、悟空の笑顔に癒され、悟浄の身体で生きてる事を実感し(ぉい!)
…ってちょっと最後は58(85)妄想入ってますが、紅月的にはそういうイメージだったりします。

なにせ自称保父さんの八戒ですから、基本的にお世話好きなわけで。
しかも手のかかるコほど可愛くて仕方がないという愛情ベクトルをお持ちの奇特な人物。

さらには、彼らに頼られる事で自分の存在意義を確認している節のある八戒ですから、
その彼が「可愛さ余って憎さ100倍」の境地に至るには、
宿屋の部屋荒らしたぐらいじゃ全然足りないだろう、と。

ましてや事の発端が自分が風邪で寝込んだせいだというんですから、これじゃただの逆ギレ…。

キレ方も、八戒にしては甘いなぁ。病み上がりのせい?

茶筒の中身をひじきと入れ替える?
らしくないなぁ。
黒八戒ならお茶っ葉はいつものままで下剤混入するよねー。(え?違う?)
煙草をシガレットチョコとすり替えるよりで煙草に穴開けそうだけどなぁ。
(↑これやられると火が点きません。マジで。)

自分の中の4人のイメージを再認識するには最適のお話かもしれません(笑)
これを元ネタにして、ウチの八戒ならこうする!とかウチではこうなる!!とか…

ひとつの作品で、これだけいろいろな観賞の仕方を提案してくださるぴえろさんに脱帽。




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