記事一覧

064

   気付かないふり






月が満ちる夜にはいつも
その光に背を向けて
自分の闇を確かめる

背後から

抱きしめられたあの夜に
後ろの闇は喰われたのだと
とうに知ってはいたけれど

月が満ちる夜にはいつも
誘う光に背をさらし
足元の闇にすがりつく






ひとこと

ニィ博士の独り語り。烏哭でも可(笑)
2004/05/06

コメント一覧

コメント投稿

投稿フォーム
名前
Eメール
URL
コメント
削除キー